お祝い膳2023秋冬メニュー
ナッツのタルトオレンジの香り
濃厚チョコプリン
フルーツ盛り合わせ
副院長就任のご挨拶 吉松和彦
皆様こんにちは。この度8月より副院長を拝命いたしました吉松和彦と申します。
私は産科医として大学病院で10年その後新横浜母と子の病院で10年務めた後自然分娩を主体とした産婦人科医院で10年勤務したのち再度当院勤務となりました。大学では婦人科手術を主体に当院現名誉顧問であります石原先生のもと胎児超音波を勉強しました。その後は産婦人科医として無痛分娩 計画分娩 自然分娩等様々経験を積みご縁があって当院に勤務することになりました。
産婦人科医として今考えることは、医療はあくまでも患者様主体であり患者様の声にどれだけ耳を傾けられるかが全てであると思います。産婦人科は少し特殊で患者様は一人ではなく母と胎児がいます、母の声は聞けますが胎児は話しません。そこで産婦人科医は超音波診断で発育と子宮内環境を確認し、胎児心拍検査で胎児が元気か判断していきます。母に対しては外来での真摯で丁寧な対応で耳を傾け、胎児には様々な検査を通じて耳を傾けていきます。
次に医療の安全についてですが、当院には経験豊富な産婦人科医・小児科医・麻酔科医・内科医が常勤し様々な状況で密に迅速に連携できます。分娩では24時間365日産科医が立ち会います。緊急帝王切開が必要な場合は麻酔科医・小児科医と連携し最短時間で移行できますし、新生児の対応も早く適切な対応ができます。当院産婦人科医・小児科医はもちろんのこと看護師・助産師もほとんどが新生児蘇生法NCPRの講習を受けて認定をうけております。お産の全てが順調であればよいのですが一定の割合で緊急処置が必要になります。緊急時に迅速に対応できることは産婦人科として必須なことと考えています。
最後に一生に数回しか経験ができない妊娠出産が患者様にとって安心安全で無事に出来るように、病院スタッフ全員で十分な準備をしていますので、安心して当院にいらしてください。
令和5年8月 吉松和彦
新年のご挨拶 理事長・院長 稲坂 淳
新年明けましておめでとうございます。新型コロナは相変わらず猛威をふるっており、新横浜母と子の病院でもクラスターを発生させないよう気を引き締めて行かねばなりません。感染してしまった妊婦様を含めてすべての患者様に安心と安全を届け続けられるようにスタッフ全員で頑張っていきます。感染対策を油断せず続けていくとともに、感染してしまった妊婦様の不安を取り除けるように努力して参ります。
昨年は日本の出生数の減少にあわせるように当院でも減少傾向を認めました。出生数は減少したら減少した分だけ、私たちは濃密に患者様に力を注ぐことができると思っています。一人一人の患者様の満足度が上がれば、母と子の病院の存在価値が続いていくものと信じています。減少したとはいえ多くの妊婦様に当院を選んでいただきました。無痛分娩を希望され遠方から来院される妊婦様も多く、当院の無痛分娩に対する信頼が得られていると感じました。これも質の高い無痛分娩を継続してきたことへの期待とスタッフの患者様への思いやりの賜と思います。新横浜母と子の病院を選んでいただいた患者様、おすすめしてくれたお知り合いに心より感謝申し上げます。もちろん病院を支えたスタッフにも感謝申し上げます。
私が理事長になり5回目の新年を迎えることができました。様々なことを改善できたと思いますが、改善のスピードが鈍ってきたなと感じています。仕事がマンネリ化していると感じています。改善するところが無いのは、もしかすると病院がそれ以上良くならないということかもしれません。スタッフそれぞれが知恵を絞って改善していけるような組織を作っていければと思っております。一人一人の妊婦様としっかり向き合い、安心安全な医療と心遣いを常に提供できるように、病院の体制を整えていきたいと思います。
私たちは日々仕事に追われて自分たちのことで精一杯かもしれません。しかしこの世界で起こっているいろいろな人々の痛みを少しでも忘れず生きていきたいとも思っています。他者の痛みを敏感に感じ取れる人材を育成していくことが、当院の無痛分娩を質の高いものとすると信じています。
離乳食教室・離乳食相談のご案内
離乳食の進み方は個人差が大きくあります。焦らず、ゆっくりとお子さまのペースに合せて進めましょう。
いろいろな悩みに栄養士がお答えしますので、どんな小さなことでも遠慮なく聞いてくださいね。
■離乳食教室A(離乳食開始前の方)

離乳食開始前の生後5~7ヶ月のお子様がいらっしゃるお母様を対象に、離乳食の目的、離乳食を始めるタイミング(食べたいサイン)、ポイントや進める上での注意点、具体的な固さと量、1回食の食材の紹介や味覚の発達について、実演を見ながら、とてもわかりやすく学ぶことができます。


■離乳食相談B(2回食)
■離乳食相談C(3回食)

オンライン(ZOOM)でおこなっている「離乳食相談B(2回食)」と「離乳食相談C(3回食)」ですが、ご好評により10月からは第2・第3金曜日の月2回の開催に増えました!
初めの15分間で2・3回食への移行のタイミング、具体的な固さと量、味付けについて、鉄分の取り方の講義等を行います。
その後、参加者のママ達との栄養相談も行いますので、一緒に悩みを聞いて不安を解消しましょう♪
<開催日>
■離乳食教室A(開始前) 第2・第4水曜日 10:00~10:30/11:00~11:30
■離乳食相談B(2回食の方) 第2・3金曜日 11:00~11:30 *オンライン
■離乳食相談C(3回食の方) 第2・3金曜日 13:00~13:30 *オンライン
アンケート(離乳食教室A)より
*離乳食を難しく感じていて、なかなか始められなかったのですが、今回の説明を受けて、早速 明日から始めてみようと思いました。
*固さの目安を実際に見せてもらえて10倍粥がこんなにトロトロとは驚きました。本を読むよりも理解が深まりました。
*手探りで始めては見たものの、泣いて食べてくれず不安でした。いろいろ聞けて参考になりました。
*離乳食レシピはこれから役立ちそう。楽しくがんばりたいと思います。
お祝い膳2022秋冬メニュー
メインはお魚 or お肉をお選び下さい。
コースの始まりは爽やかなオードブル。
☆天使の海老と真鯛のサラダ仕立て ゆず風味

魚介のカルパッチョに和のテイストを加えた一皿です。
☆ラム肉のローストバジル風味 トマトソース パルマンティエ添え

仔羊肉の上質なロース部分を使用。
香草と共に低温調理で柔らかく仕上げました。
☆長芋と豆乳のスープ 生姜の香り

長芋と豆乳の優しい風味を活かしたポタージュスープです。
アクセントの生姜で温まります。
☆(魚料理)平目と帆立のブレゼ ヴァンブランソース

旬の魚を白ワインでふっくら蒸し煮にしました。
昆布のうま味と、ターメリック香るクリーミーなソースと共に。
☆(肉料理)国産和牛ロースのグリル 赤ワインソース

香ばしく焼いた厳選牛肉に、季節野菜を添えて。
ブランデーを用いた芳醇なソースでお楽しみください。
☆デザート
・クラッシックチョコケーキ 赤ワイン風味
赤ワインのガナッシュを含ませた温かいチョコケーキは口の中でホロリとほぐれます。
・クリームチーズのプリン パッションフルーツ
クリームチーズのプリンにはパッションフルーツソースとライムを添えて。
・季節のフルーツとアイスクリームを一緒にお楽しみ下さい。

小児科専門医 水谷先生のご紹介♪

小児科医の水谷佳世です。2022年8月からこちらで働き始めました。
出身は母と子の病院のある、ここ横浜市港北区です。大学からは横浜を離れておりましたが、25年ぶりにもどった横浜市港北区は、立派なスタジアムとIKEAができて第三京浜と首都高速が繋がって大きく発展していました。驚きです。
私の趣味は自転車です。北海道サイクリングではオホーツク海と沿岸のハマナスの花々が忘れられません。南は与那国島一周したこともあります。仕事をしていると、精神的な疲労がたまってしまうのですが、自転車で走るといろいろなことから心が離れ、自由になる気がします。
現在は、コロナ禍の最中ですから、なかなか自由に出かけることが困難な時もありますが、許される範囲でまた自転車に乗り、日本全国津々浦々を見てきたいと思っております。自分の荷物を背負い自分の脚で行って見ると、車やバスでは見えないものが感じられます。
さて、仕事面ですが、医師国家試験合格後25年のあいだ私がどうしていたかといいますと、小児科医として大学病院や他県のこども病院、総合周産期センター新生児集中治療室(NICU)に勤務し、周産期専門医(新生児)の資格をとり、日々1000gに満たない小さく生まれた赤ちゃんや、重症な赤ちゃんの診療に携わっていました。毎日毎日あけてもくれても患者さん・赤ちゃんとNICUで過ごし、時には泊まり込むこともありました。そうしてNICUを退院した赤ちゃんがお家に帰って成長し、また外来に様子を見せにきてくれると、本当にこの仕事をして幸せだなあと感じていました。
新生児の診療に携わり赤ちゃんを守ることは、50年後100年後の未来を守ることだと思っています。今回、出身地である横浜に戻り、周産期専門医として、ここ新横浜母と子の病院の赤ちゃんの診療を拝命し嬉しく思い、頑張っていこうと張り切っています。よろしくお願いいたします。
夏の蚊に気をつけましょう (内科医 西原昇吾)

1.蚊に刺されると
夏には昆虫による健康問題が増加します。ハチやアブ、ブユやカ(以下、蚊)などの衛生害虫に刺される(噛まれる)と、かゆみや腫れがおこります。中でも、ウイルスや原虫などの病原体を持った蚊が人を吸血すると、発熱が続くなどの症状が現れます。かつてはマラリアや日本脳炎が有名でしたが、近年ではデング熱やジカ熱も問題となっています。海外で感染し帰国後に発症するデング熱の患者は年間200人以上です。ジカ熱は、ジカウイルスに感染した蚊(ネッタイシマカ・ヒトスジシマカ)から人へ、または性行為により人から人へ感染する感染症です。2~12日の潜伏期を経て、軽度の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹などの症状が2~7日ほど続きますが、症状が軽いこともあります。日本国内での感染はありませんが、流行している中南米、カリブ海諸国、東南アジアなどで感染し、2016年以降、国内で発症した例は20ほど報告されています。
神経症状(ギラン・バレー症候群)や、妊娠中の感染による胎児の小頭症を引き起こす可能性があるため、妊婦、また妊娠を計画している方の流行地域への渡航は控えることがのぞましいです。やむを得ず渡航する場合には、厳重な防蚊対策とともに、潜伏期間後に疑わしい症状のある場合は、すみやかに医療機関を受診することが勧められます。ワクチンや特別な治療法はなく、症状に対しての対症療法となりますが、蚊に刺されないことが重要な予防法です。また、流行地域の滞在中、帰国後6か月間は性行為を控える、またはコンドームを使用する、流行地域から帰国した女性は、帰国後最低6か月間は妊娠を控えることが必要です。他の人への感染を広げないため、蚊に刺されない様に注意する(帰国から2週間ほど)ことも必要です。
2.蚊に刺されないために
蚊に刺されないために、以下のようなことに注意しましょう。
●蚊の発生を防ぐ
・庭の水がたまりやすい場所(植木鉢の受け皿、空きビンなど)のたまり水を空にし、側溝や雨水ますを清掃し、幼虫であるボウフラの発生を防ぎ、やぶや草むらで草刈りをして成虫のすみかを減らす。
●蚊に刺されない様にする
・やぶなどの蚊の多い場所への外出を控える。
・長袖、長ズボン、靴下などを着用し、肌の露出を少なくする。
・虫よけ剤や蚊取り線香などを使用する。妊婦や授乳婦の忌避剤の使用に関しては、アメリカ環境保護庁でとくに注意喚起していない。
・網戸などで屋内への蚊の侵入を防ぐ。虫よけの忌避物質を使用した網戸も市販されている。蚊帳(かや)を吊る。
・家の中では殺虫剤を使いにくいため、手網、蚊取り装置(トラップ)を用いて蚊を捕獲する。

手持ちの虫網 1000円ほどで購入可能(内科 西原先生)
3.蚊に刺されたら
一般に、蚊などの昆虫に刺された場合には、刺された部位をもみだして蚊の唾液の量を減らし、すぐに虫刺されの薬を使用することで、アレルギーを抑え、かゆみなどの症状を軽くすることができます。必要以上に恐れることなく、適切な対策を取ることにより、快適な夏を過ごしましょう。