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無痛分娩について
無痛分娩とは?
一般的に何らかの麻酔法を使って陣痛の痛みをやわらげながら出産する方法です。
当院では主として「硬膜外麻酔」による無痛分娩を実施しております。
硬膜外麻酔は、背中の腰のあたりから背骨の中の硬膜外腔というスペースに細くて柔らかいカテーテル(管)を挿入し、そこから局所麻酔薬を少量ずつ注入することにより、 陣痛(子宮収縮による子宮の痛み)と赤ちゃんの頭によって産道(子宮口や膣、骨盤)が押し広げられる痛みを取り除きます。

図:日本産科麻酔科学会ホームページより引用
当院の無痛分娩の特徴
新横浜母と子の病院では島田名誉院長(元日本医科大学の麻酔科の教授)と共に、無痛分娩を希望されている妊婦様一人一人に合わせた丁寧な診療と無痛分娩を提供しております。
医療スタッフは緊急時の対応を含め麻酔トレーニングを充分に受け、安全教育を徹底し、緊急時に早期に対応できる体制を整えております。
無痛分娩中は麻酔管理下の分娩として扱われるために十分な注意と観察が必要となります。当院では安全・安心を第一に考え、スタッフが多く、十分な対応ができる平日日中での計画分娩による無痛分娩を行っております。
最近は「LDR(立会い出産)」での「無痛分娩」を選ぶ方が増えています。
無痛分娩のメリットは?
(1) 痛みとストレスをやわらげ、リラックスした状態でお産に臨むことができます。
下半身の感覚が完全になくなるわけではありません。意識ははっきりしているので赤ちゃんが降りてくる感覚や子宮収縮をある程度感じながら出産することが可能です。
(2) 無痛分娩に使用する麻酔薬が、赤ちゃんに直接的な悪影響をおよぼすことはありません。
逆に、痛み(陣痛)による過度のストレスは、血中のカテコラミンという血管を細くする物質を増加させ、子宮や胎盤の血管が収縮し、血流が減少することで、赤ちゃんに届く酸素が減ることがあります。
痛みを抑えることで、胎児胎盤循環が改善され、酸素がたくさん届くようになり、赤ちゃんにとっても良い影響が期待されます。
ストレスの無いお産は、母乳の出が良くなることさえ報告されています。

(3) 出産に対して前向きになれること。産後の回復も早いので早期復帰を望む方や高齢出産の方も向いています。
(4) お産の経過中に急に帝王切開が必要になった場合にも、迅速に帝王切開の麻酔に切り替えることができます。
無痛分娩に適している方
(1) 妊娠、出産の不安をすこしでも解消したい方。
(2) 陣痛、出産の痛みに対する恐怖心をお持ちの方。前回のお産がつらかった方。
(3) 分娩がなかなか進まず、体力と痛みのストレスが負担になっている方。
(4) 妊娠高血圧症候群の方。(痛みをやわらげ安定した血圧を維持できます)
副作用・デメリットは?
お産に関すること
・母児の安全の為、血圧、酸素、心拍、陣痛を計測する装置をつけるため、ベッドの上での自由度が下がります。
・痛みが軽減するほど、赤ちゃんを押し出す力が弱くなるため、分娩の進行に時間がかかります。また子宮の収縮を助ける薬(子宮収縮促進剤)を持続的に使用します。
・赤ちゃんが生まれる時に吸引分娩となることが自然分娩よりも多くあります。
一般的な副作用
・刺入部位の疼痛(背中の痛み)、皮膚のかゆみ、吐き気が起こる場合があります。
・足の力が入りにくくなることがあります。
・血圧が下がることがあります。
・排尿感が弱くなることがあり、持続的に尿道カテーテルを挿入する事があります。
・体温が上がることがあります。
まれであるが重い症状
・予期せず、脊髄のすぐ近くまで麻酔薬が入ってしった場合、足に力が入らなくなったり、呼吸が苦しくなったりします。
・血液中の麻酔薬の濃度が高くなり、中毒症状がでることがあります。
・麻酔の針の影響で強い頭痛がおき、場合によっては、処置が必要になることがあります。
・硬膜外腔や脊髄くも膜下腔に血のかたまりや膿がたまり、手術が必要になることがあります。
これらを予防、早期発見、早期治療できるように、経験ある医師が十分注意を払い、麻酔管理を行っております。全員で安全な無痛分娩に取り組んでいますのでご安心ください。

当院での無痛分娩の流れ
1.入院日の決定
妊婦健診時に患者様と赤ちゃんの状態を総合的に判断して、ご本人と医師と相談して日取りを決めます。

2.入院当日(事前準備)
まずは胎児エコーを行い、赤ちゃんの大きさ、羊水、胎位などをチェックします。
無痛分娩のため、硬膜外カテーテルを背中に入れます。
必要に応じて、赤ちゃんが産まれやすくするための処置(ラミナリア:細い天然の海藻を乾燥させたもの。バルーン:小さな風船など)で子宮口を広げます。

3.無痛分娩「当日」
入院翌日の朝から胎児心拍、陣痛、血圧、脈拍をモニタリングし、子宮頚管を軟らかする飲み薬を内服していただきます。その後、陣痛促進剤を少量から使います。
陣痛が規則的になり、痛みが強くなったタイミングで硬膜外麻酔を開始します。
麻酔薬を注入すると15分ほどで効果が現れ、陣痛で痛かったお腹の痛み、腰の痛み、お尻の痛みなどがだんだん弱くなり、感じなくなってきます。次第に薬の効果が薄れるため、持続的に麻酔薬を注入します。

4.分娩が進むのを待ちます。
血圧モニター、胎児心拍モニターや麻酔のチェックを定期的に行います。麻酔の影響で尿意を感じなくなったり、歩行困難による転倒リスクがあるため、導尿を行います。

5.いよいよ分娩です。
いきむタイミングは助産師がリードしていきますので心配しないでください。
赤ちゃんが出にくい場合は、必要に応じて会陰切開をおこないます。麻酔が効いているので会陰切開も痛みはありません。

入院予定日より前の場合
入院予定日よりも前に夜間や休日に自然に陣痛、破水が始まった場合においても出来る限り対応しておりますが、他に緊急を要する患者様がいる場合や、分娩の進行が非常に速い場合は無痛分娩にご対応できないこともあります。
母児の安全を優先させて頂きますことをご理解ください。
無痛分娩を希望する方
無痛分娩は医師への申込みが必要になります。無痛分娩の説明を医師から聞いて頂き、予約開始は12週からとなります。お早めに診察室で医師にご相談ください。
無痛分娩のできない方
・血の止まらない病気がある
・血をさらさらにする薬を飲んでいる
・背骨の神経に病気・変形がある(側弯症や椎間板ヘルニアの手術の既往がある方はできない場合があります)
・全身感染症や背中の注射部位に膿がある
・局所麻酔薬のアレルギーがある
・大量に出血があったり、著しい脱水がある場合
当院での実績
当院では、2020年度の実績で、全分娩に占める「無痛分娩」(硬膜外麻酔法)による分娩が53%となっています。
2018年に厚生労働省研究班がまとめた調査では、2016年度に全国2,391施設で無痛分娩が実施され、無痛分娩の割合は6.1%です。
一般的に何らかの麻酔法を使って陣痛の痛みをやわらげながら出産する方法です。
当院では主として「硬膜外麻酔」による無痛分娩を実施しております。
硬膜外麻酔は、背中の腰のあたりから背骨の中の硬膜外腔というスペースに細くて柔らかいカテーテル(管)を挿入し、そこから局所麻酔薬を少量ずつ注入することにより、 陣痛(子宮収縮による子宮の痛み)と赤ちゃんの頭によって産道(子宮口や膣、骨盤)が押し広げられる痛みを取り除きます。

図:日本産科麻酔科学会ホームページより引用
当院の無痛分娩の特徴
新横浜母と子の病院では島田名誉院長(元日本医科大学の麻酔科の教授)と共に、無痛分娩を希望されている妊婦様一人一人に合わせた丁寧な診療と無痛分娩を提供しております。
医療スタッフは緊急時の対応を含め麻酔トレーニングを充分に受け、安全教育を徹底し、緊急時に早期に対応できる体制を整えております。
無痛分娩中は麻酔管理下の分娩として扱われるために十分な注意と観察が必要となります。当院では安全・安心を第一に考え、スタッフが多く、十分な対応ができる平日日中での計画分娩による無痛分娩を行っております。
最近は「LDR(立会い出産)」での「無痛分娩」を選ぶ方が増えています。
無痛分娩のメリットは?
(1) 痛みとストレスをやわらげ、リラックスした状態でお産に臨むことができます。
下半身の感覚が完全になくなるわけではありません。意識ははっきりしているので赤ちゃんが降りてくる感覚や子宮収縮をある程度感じながら出産することが可能です。
(2) 無痛分娩に使用する麻酔薬が、赤ちゃんに直接的な悪影響をおよぼすことはありません。
逆に、痛み(陣痛)による過度のストレスは、血中のカテコラミンという血管を細くする物質を増加させ、子宮や胎盤の血管が収縮し、血流が減少することで、赤ちゃんに届く酸素が減ることがあります。
痛みを抑えることで、胎児胎盤循環が改善され、酸素がたくさん届くようになり、赤ちゃんにとっても良い影響が期待されます。
ストレスの無いお産は、母乳の出が良くなることさえ報告されています。

(3) 出産に対して前向きになれること。産後の回復も早いので早期復帰を望む方や高齢出産の方も向いています。
(4) お産の経過中に急に帝王切開が必要になった場合にも、迅速に帝王切開の麻酔に切り替えることができます。
無痛分娩に適している方
(1) 妊娠、出産の不安をすこしでも解消したい方。
(2) 陣痛、出産の痛みに対する恐怖心をお持ちの方。前回のお産がつらかった方。
(3) 分娩がなかなか進まず、体力と痛みのストレスが負担になっている方。
(4) 妊娠高血圧症候群の方。(痛みをやわらげ安定した血圧を維持できます)
副作用・デメリットは?
お産に関すること
・母児の安全の為、血圧、酸素、心拍、陣痛を計測する装置をつけるため、ベッドの上での自由度が下がります。
・痛みが軽減するほど、赤ちゃんを押し出す力が弱くなるため、分娩の進行に時間がかかります。また子宮の収縮を助ける薬(子宮収縮促進剤)を持続的に使用します。
・赤ちゃんが生まれる時に吸引分娩となることが自然分娩よりも多くあります。
一般的な副作用
・刺入部位の疼痛(背中の痛み)、皮膚のかゆみ、吐き気が起こる場合があります。
・足の力が入りにくくなることがあります。
・血圧が下がることがあります。
・排尿感が弱くなることがあり、持続的に尿道カテーテルを挿入する事があります。
・体温が上がることがあります。
まれであるが重い症状
・予期せず、脊髄のすぐ近くまで麻酔薬が入ってしった場合、足に力が入らなくなったり、呼吸が苦しくなったりします。
・血液中の麻酔薬の濃度が高くなり、中毒症状がでることがあります。
・麻酔の針の影響で強い頭痛がおき、場合によっては、処置が必要になることがあります。
・硬膜外腔や脊髄くも膜下腔に血のかたまりや膿がたまり、手術が必要になることがあります。
これらを予防、早期発見、早期治療できるように、経験ある医師が十分注意を払い、麻酔管理を行っております。全員で安全な無痛分娩に取り組んでいますのでご安心ください。

当院での無痛分娩の流れ
1.入院日の決定
妊婦健診時に患者様と赤ちゃんの状態を総合的に判断して、ご本人と医師と相談して日取りを決めます。

2.入院当日(事前準備)
まずは胎児エコーを行い、赤ちゃんの大きさ、羊水、胎位などをチェックします。
無痛分娩のため、硬膜外カテーテルを背中に入れます。
必要に応じて、赤ちゃんが産まれやすくするための処置(ラミナリア:細い天然の海藻を乾燥させたもの。バルーン:小さな風船など)で子宮口を広げます。

3.無痛分娩「当日」
入院翌日の朝から胎児心拍、陣痛、血圧、脈拍をモニタリングし、子宮頚管を軟らかする飲み薬を内服していただきます。その後、陣痛促進剤を少量から使います。
陣痛が規則的になり、痛みが強くなったタイミングで硬膜外麻酔を開始します。
麻酔薬を注入すると15分ほどで効果が現れ、陣痛で痛かったお腹の痛み、腰の痛み、お尻の痛みなどがだんだん弱くなり、感じなくなってきます。次第に薬の効果が薄れるため、持続的に麻酔薬を注入します。

4.分娩が進むのを待ちます。
血圧モニター、胎児心拍モニターや麻酔のチェックを定期的に行います。麻酔の影響で尿意を感じなくなったり、歩行困難による転倒リスクがあるため、導尿を行います。

5.いよいよ分娩です。
いきむタイミングは助産師がリードしていきますので心配しないでください。
赤ちゃんが出にくい場合は、必要に応じて会陰切開をおこないます。麻酔が効いているので会陰切開も痛みはありません。

入院予定日より前の場合
入院予定日よりも前に夜間や休日に自然に陣痛、破水が始まった場合においても出来る限り対応しておりますが、他に緊急を要する患者様がいる場合や、分娩の進行が非常に速い場合は無痛分娩にご対応できないこともあります。
母児の安全を優先させて頂きますことをご理解ください。
無痛分娩を希望する方
無痛分娩は医師への申込みが必要になります。無痛分娩の説明を医師から聞いて頂き、予約開始は12週からとなります。お早めに診察室で医師にご相談ください。
無痛分娩のできない方
・血の止まらない病気がある
・血をさらさらにする薬を飲んでいる
・背骨の神経に病気・変形がある(側弯症や椎間板ヘルニアの手術の既往がある方はできない場合があります)
・全身感染症や背中の注射部位に膿がある
・局所麻酔薬のアレルギーがある
・大量に出血があったり、著しい脱水がある場合
当院での実績
当院では、2020年度の実績で、全分娩に占める「無痛分娩」(硬膜外麻酔法)による分娩が53%となっています。
2018年に厚生労働省研究班がまとめた調査では、2016年度に全国2,391施設で無痛分娩が実施され、無痛分娩の割合は6.1%です。
無痛分娩のご紹介
当院では、ご出産方法の一つとして、無痛分娩を行っております。
無痛分娩とはどういう分娩方法なのか、麻酔科専門医を養成する日本麻酔科学会の麻酔科指導医であり、産婦人科専門医の島田洋一先生がご説明します。

*人のお産はなぜ痛みがあるのでしょうか?
人が四足歩行から直立二足歩行となり、子宮が倒立して子宮口が最下部に位置し、重力や腹圧で容易に早産をしないように子宮の出口が固く厚く開き難くなったからです。
そして、もう一つは、大脳の発達によって赤ちゃんの頭が産道に比べて大きく通り難くなった為と考えられています。
*痛みを取る有効な方法は無かったのですか?
人類が有効な除痛手段の麻酔薬を合成できたのはつい近年のことです。従って抜歯は勿論のこと手術でさえ我慢が必要でした。そしてお産の痛みに対しては、民族の文化や風習あるいは宗教が大きく影響し、長きに渡って、女性にただ耐えることが強要されてきました。
しかし、1853年John Snow(英)によるビクトリア女王の無痛分娩を転機として、産痛除去のキリスト教的宗教論争が解決され、現在欧米では、硬膜外麻酔による無痛分娩が一般的になりました。
一方わが国では、少しずつ増えていますが、痛みを我慢することは母になる試練との考え方が根強く、残念ながら主流の分娩法とはなっていません。
*無痛除去のメリットは?
痛みは重要な生体防御機能の一つですが、長く続く陣痛の痛みは決して有利なものではありません。却って痛みのパニックから過呼吸になったり、血圧が上昇したりして、スムーズな分娩進行が妨げられることもあります。
そして痛みによる過度なストレスは血中のカテコラミンを増加させ、子宮胎盤循環への影響から酸素供給が低下し、胎児の酸素化が阻害されることも有ります。
無痛分娩は妊婦様の精神的・肉体的痛みのストレスを和らげ、リスクを軽減し、リラックスした分娩を可能とします。また痛みのないお産は、疲労が少なく、子育てに向けて体力の温存できるのもメリットです。そしてストレスのないお産は、母乳の出が良くなることさえ報告されています。
*硬膜外麻酔とは?
細くて柔らかいビニール製のカテーテルを腰椎の硬膜外腔に挿入し、そのカテーテルから局所麻酔薬を投与します。
麻酔の効果は局所的で、意識が無くなることはありません。また手術の時と違い、陣痛の痛みを取るだけですから、局所麻酔薬は低濃度のものを少量ずつ痛みに応じても用います。従って、陣痛によってお腹が硬くなるのもわかります。また麻酔の効果が下肢にも軽く出ますが、いきみの動作は可能ですから出産の達成感も自然分娩同様に有ります。
妊婦様は自分自身はもちろんのこと、赤ちゃんへの影響を心配されるでしょうが、経験ある医師が充分注意して行えば、危険性はほとんどありません。詳しくは、担当医とご相談ください。
無痛分娩とはどういう分娩方法なのか、麻酔科専門医を養成する日本麻酔科学会の麻酔科指導医であり、産婦人科専門医の島田洋一先生がご説明します。

*人のお産はなぜ痛みがあるのでしょうか?
人が四足歩行から直立二足歩行となり、子宮が倒立して子宮口が最下部に位置し、重力や腹圧で容易に早産をしないように子宮の出口が固く厚く開き難くなったからです。
そして、もう一つは、大脳の発達によって赤ちゃんの頭が産道に比べて大きく通り難くなった為と考えられています。
*痛みを取る有効な方法は無かったのですか?
人類が有効な除痛手段の麻酔薬を合成できたのはつい近年のことです。従って抜歯は勿論のこと手術でさえ我慢が必要でした。そしてお産の痛みに対しては、民族の文化や風習あるいは宗教が大きく影響し、長きに渡って、女性にただ耐えることが強要されてきました。
しかし、1853年John Snow(英)によるビクトリア女王の無痛分娩を転機として、産痛除去のキリスト教的宗教論争が解決され、現在欧米では、硬膜外麻酔による無痛分娩が一般的になりました。
一方わが国では、少しずつ増えていますが、痛みを我慢することは母になる試練との考え方が根強く、残念ながら主流の分娩法とはなっていません。
*無痛除去のメリットは?
痛みは重要な生体防御機能の一つですが、長く続く陣痛の痛みは決して有利なものではありません。却って痛みのパニックから過呼吸になったり、血圧が上昇したりして、スムーズな分娩進行が妨げられることもあります。
そして痛みによる過度なストレスは血中のカテコラミンを増加させ、子宮胎盤循環への影響から酸素供給が低下し、胎児の酸素化が阻害されることも有ります。
無痛分娩は妊婦様の精神的・肉体的痛みのストレスを和らげ、リスクを軽減し、リラックスした分娩を可能とします。また痛みのないお産は、疲労が少なく、子育てに向けて体力の温存できるのもメリットです。そしてストレスのないお産は、母乳の出が良くなることさえ報告されています。
*硬膜外麻酔とは?
細くて柔らかいビニール製のカテーテルを腰椎の硬膜外腔に挿入し、そのカテーテルから局所麻酔薬を投与します。
麻酔の効果は局所的で、意識が無くなることはありません。また手術の時と違い、陣痛の痛みを取るだけですから、局所麻酔薬は低濃度のものを少量ずつ痛みに応じても用います。従って、陣痛によってお腹が硬くなるのもわかります。また麻酔の効果が下肢にも軽く出ますが、いきみの動作は可能ですから出産の達成感も自然分娩同様に有ります。
妊婦様は自分自身はもちろんのこと、赤ちゃんへの影響を心配されるでしょうが、経験ある医師が充分注意して行えば、危険性はほとんどありません。詳しくは、担当医とご相談ください。
新横浜母と子の病院 立会い出産・無痛分娩レポート② ご出産後のアンケートを頂きました。
ママのアンケート回答
Q1 お産の前の無痛分娩に対するイメージを教えてください。
痛みを取り除き リラックスして出産できるイメージですけれど、麻酔の処置と子宮口を広げる処置が痛いとも聞いたので その点が不安でした
Q2 今回のお産についてよかった点を教えてください。
まず心配していた麻酔の処置が想像よりも痛くなかったのでよかったです。(局所麻酔が一瞬チクッとした程度で腕への注射と変わらない痛みでした)
また、最後まで体の感覚が残っていて赤ちゃんが下りてくるところや出てくる瞬間をしっかり感じられたところも嬉しかったです。
Q3 今回のお産についてよくなかった点について教えてください。
ハプニングはありましたが迅速に対応していただいたこともあって特に不満はありませんでした。
Q4 その他 何でもかまいませんのでお書きください。
無痛だし必要ないだろうと始めはLDR(立会い出産)のお部屋利用を考えていなかったのですが、知人の勧めで申し込みました。実際に使ってみて本当によかったと思っています。
初めての出産はやっぱり心細く、そばにいてもらうだけで安心できました。
赤ちゃんが下りてくるのを待つ間も会話をしながら楽しく過ごせるし、生まれる瞬間や喜びを共有できたのも嬉しかったです。
パパのアンケート回答
Q1 妊婦健診にも積極的に同伴していただきご苦労様でした。実際に付き添ってみてご感想を教えてください。
男は身体の変化等ないため、あまり父親になるのだという実感がありませんでした。
しかし妊婦健診に同伴させてもらうことで、おなかの中の赤ちゃんの様子や成長をみることができ、「これから父親になる」という自覚が芽生えることができました。(^▽^)
Q2 今回のお産に付き添ってみて、よかった点を教えてください。
ずっと待ち焦がれていた、自分の子供が初めて外に出てくる瞬間にその場に入れたのは本当に良かったなと思います。
そして、血と汗と涙を色んなところから流しながら頑張っている妻を見てすごく尊敬して、「この人に一生ついて行こう」と思いました。
Q3 今回のお産に付き添ってみて、よくなかった点について教えてください。
自分の無力さです。この悔しさをバネに、一生懸命育児に励もうと思います。
Q4 その他 何でもかまいませんのでお書きください。
今回、出産に立ち会わせていただいたことで自分は、たくさんの人に支えられてここまで生きてこられたのだと悟りました。
子供が20歳になったら、お酒を呑みながらこのことを教えてあげたいと思います。
稲坂先生、本当にありがとうございました。
今回、立会い出産での無痛分娩のご出産レポート・アンケートにご協力いただきありがとうございました。
赤ちゃんに会えた喜びを胸にご夫婦が助け合いながら日々の子育てを楽しんでくださいね。
Q1 お産の前の無痛分娩に対するイメージを教えてください。
痛みを取り除き リラックスして出産できるイメージですけれど、麻酔の処置と子宮口を広げる処置が痛いとも聞いたので その点が不安でした
Q2 今回のお産についてよかった点を教えてください。
まず心配していた麻酔の処置が想像よりも痛くなかったのでよかったです。(局所麻酔が一瞬チクッとした程度で腕への注射と変わらない痛みでした)
また、最後まで体の感覚が残っていて赤ちゃんが下りてくるところや出てくる瞬間をしっかり感じられたところも嬉しかったです。
Q3 今回のお産についてよくなかった点について教えてください。
ハプニングはありましたが迅速に対応していただいたこともあって特に不満はありませんでした。
Q4 その他 何でもかまいませんのでお書きください。
無痛だし必要ないだろうと始めはLDR(立会い出産)のお部屋利用を考えていなかったのですが、知人の勧めで申し込みました。実際に使ってみて本当によかったと思っています。
初めての出産はやっぱり心細く、そばにいてもらうだけで安心できました。
赤ちゃんが下りてくるのを待つ間も会話をしながら楽しく過ごせるし、生まれる瞬間や喜びを共有できたのも嬉しかったです。
パパのアンケート回答
Q1 妊婦健診にも積極的に同伴していただきご苦労様でした。実際に付き添ってみてご感想を教えてください。
男は身体の変化等ないため、あまり父親になるのだという実感がありませんでした。
しかし妊婦健診に同伴させてもらうことで、おなかの中の赤ちゃんの様子や成長をみることができ、「これから父親になる」という自覚が芽生えることができました。(^▽^)
Q2 今回のお産に付き添ってみて、よかった点を教えてください。
ずっと待ち焦がれていた、自分の子供が初めて外に出てくる瞬間にその場に入れたのは本当に良かったなと思います。
そして、血と汗と涙を色んなところから流しながら頑張っている妻を見てすごく尊敬して、「この人に一生ついて行こう」と思いました。
Q3 今回のお産に付き添ってみて、よくなかった点について教えてください。
自分の無力さです。この悔しさをバネに、一生懸命育児に励もうと思います。
Q4 その他 何でもかまいませんのでお書きください。
今回、出産に立ち会わせていただいたことで自分は、たくさんの人に支えられてここまで生きてこられたのだと悟りました。
子供が20歳になったら、お酒を呑みながらこのことを教えてあげたいと思います。
稲坂先生、本当にありがとうございました。
今回、立会い出産での無痛分娩のご出産レポート・アンケートにご協力いただきありがとうございました。
赤ちゃんに会えた喜びを胸にご夫婦が助け合いながら日々の子育てを楽しんでくださいね。
新横浜母と子の病院 立会い出産・無痛分娩レポート① 入院初日~ご出産まで
初めてのご出産 無痛分娩
無痛分娩はママの体と赤ちゃんの状態、ご本人の希望を聞き、医師が安全性を総合的に判断して出産日を決めていきます。
入院初日

出産予定日の前日に入院していただき、コンシェルジュより入院案内の説明を受け、お産入院セットをお渡しします。

ナースから本日以降の予定について説明があります。入院中は医師、ナース、アテンダントが中心になってママのケアやサポートを行います。

これからオペ室で硬膜外麻酔のための硬膜外カテーテルを挿入します。

横を向いていただきお背中を診察します。

お背中を消毒します。

硬膜外カテーテルを挿入する場所にしっかりと局所麻酔をします。

硬膜外カテーテルを挿入し位置を調整しているところです。

入院1日目の処置はおしまいです。
お部屋に戻ってゆっくり過ごしていただきます。

明日は朝から分娩を誘発します。
ママは体をゆっくり休めましょう!
優しいパパのサポートが心強いです!

赤ちゃんに会えるという楽しみとともに、
出産への不安も同じくらいあると思います。
スタッフ一同サポートさせて頂きます。
2日目
LDR(陣痛~出産後の経過観察まで同じ部屋でご家族と一緒に過ごせるお部屋)に移動して、分娩を誘発します。

立会い出産ではパパがすぐ側にいるのでママの気持ちも安心して出産に臨めます。
子宮口が全開大になったら”いきみ”を開始

朝から分娩を誘発して、順調に分娩が進行しました。
パパはママの汗ふき&水分補給で応援です。
いよいよ子宮口が全開大し、これからいきんでいただきます。
いきむタイミングは助産師がリードしていきますので心配しないでください。

おめでとうございます。

赤ちゃんが元気なことを確認しつつ、お母さんの胸の上にだっこしてもらいます。
分娩台で休息

医師の診察です。赤ちゃんはとっても元気ですよ。

新生児室での計測を終えて赤ちゃんが戻ってきました。
とってもかわいいですね。
おめでとうございます。

分娩後ひと息ついて、新しい家族の誕生に感動もひとしおの瞬間です。
無痛分娩はママの体と赤ちゃんの状態、ご本人の希望を聞き、医師が安全性を総合的に判断して出産日を決めていきます。
入院初日

出産予定日の前日に入院していただき、コンシェルジュより入院案内の説明を受け、お産入院セットをお渡しします。

ナースから本日以降の予定について説明があります。入院中は医師、ナース、アテンダントが中心になってママのケアやサポートを行います。

これからオペ室で硬膜外麻酔のための硬膜外カテーテルを挿入します。

横を向いていただきお背中を診察します。

お背中を消毒します。

硬膜外カテーテルを挿入する場所にしっかりと局所麻酔をします。

硬膜外カテーテルを挿入し位置を調整しているところです。

入院1日目の処置はおしまいです。
お部屋に戻ってゆっくり過ごしていただきます。

明日は朝から分娩を誘発します。
ママは体をゆっくり休めましょう!
優しいパパのサポートが心強いです!

赤ちゃんに会えるという楽しみとともに、
出産への不安も同じくらいあると思います。
スタッフ一同サポートさせて頂きます。
2日目
LDR(陣痛~出産後の経過観察まで同じ部屋でご家族と一緒に過ごせるお部屋)に移動して、分娩を誘発します。

立会い出産ではパパがすぐ側にいるのでママの気持ちも安心して出産に臨めます。
子宮口が全開大になったら”いきみ”を開始

朝から分娩を誘発して、順調に分娩が進行しました。
パパはママの汗ふき&水分補給で応援です。
いよいよ子宮口が全開大し、これからいきんでいただきます。
いきむタイミングは助産師がリードしていきますので心配しないでください。

おめでとうございます。

赤ちゃんが元気なことを確認しつつ、お母さんの胸の上にだっこしてもらいます。
分娩台で休息

医師の診察です。赤ちゃんはとっても元気ですよ。

新生児室での計測を終えて赤ちゃんが戻ってきました。
とってもかわいいですね。
おめでとうございます。

分娩後ひと息ついて、新しい家族の誕生に感動もひとしおの瞬間です。
安心安全で満足度の高い無痛分娩を!!
2017年5月17日(水)
新横浜母と子の病院 医局より (稲坂 淳)
無痛分娩ブログ ひさびさのアップです。
ご参考になればありがたいです。
こんにちは4月より新横浜 母と子の病院に戻ってきました稲坂です。
安心安全、そして満足度の高いお産のために精一杯努力させて頂きます。
Nさん、この度は第3子ご出産おめでとうございます。Nさんは、当院で3回目のご出産をして頂きました。初産は自然分娩でした。第2子は硬膜外無痛分娩でした。そして第3子も無痛分娩です。3人ともに当院でご出産頂きました。大変ありがとうございます。
今回の無痛分娩は、前回の硬膜外無痛分娩とは少し違ったCSEAという方法で行いました。
〔CSEAの説明〕
CSEAは、硬膜外麻酔と共にクモ膜下腔へ鎮痛剤の投与を併用する方法です。陣痛は最初の子宮口が開くまでは、子宮が収縮する痛みです。赤ちゃんが産道をおりはじめると、痛みが強くなるため、ご本人の希望のタイミングで硬膜外麻酔を開始します。それまではクモ膜下腔へ投与した鎮痛剤で様子を見ることができます。
陣痛は子宮が収縮する痛みと産道が押し広げられる痛みに分類されます。子宮が収縮する痛みは、くも膜下腔へ投与した鎮痛剤が効いてくれます。産道に赤ちゃんが進み、赤ちゃんの頭で産道が広げられる痛みには硬膜外麻酔が効いてくれます。
はじめのうちは硬膜外麻酔を開始していないので、歩いたりもできるというメリットがあります。
2つの鎮痛法を併用していることもあり、CSEAでは硬膜外麻酔の量が少なくても効果が十分なことも多くいため、結果的に産道を通る赤ちゃんの感覚を残しつつお産を経験できる可能性が高くなると思われます。
〔計画分娩日の決め方〕
当院の無痛分娩は、基本的に計画分娩です。初産の方は妊娠40週前後に無痛計画分娩の予定をたてます。経産の方は妊娠38週~39週あたりに予定します。
〔入院日と翌日計画分娩日の処置〕
前日に入院して、硬膜外カテーテルを留置します。子宮口が閉じている方は、子宮口を広げる処置をします。陣痛が自然に来たときは留置したカテーテルを使用して無痛分娩を開始します。
翌日の朝から子宮収縮剤を使用して、分娩を誘発していきます。

5月1日入院の夕方です。分娩誘発の前日ですが硬膜外カテーテル(細いくだ)を留置します。
ご本人様、緊張していますね。お話しをしながら、少しでもリラックスできるよう、スタッフ一同手助けさせて頂きます。
硬膜外カテーテル留置中です。まず消毒です。

お背中を消毒して、硬膜外カテーテル(細いくだ)を留置します。早ければ10分程度で終わる処置です。カテーテルを挿入したら、テストのためお薬を注入します。カテーテルの位置が適正な位置にあることを確認する非常に大切なテストです。
お薬を注入したら、なにも症状が現れていないことを確認します。血圧や心拍のモニターに注意してしばらく経過を観察します。

翌5月2日無痛計画分娩当日です。朝の一枚です。院長と笑顔。
これから、くも膜下腔へ鎮痛剤を注入する処置を行います。

CSEAで行うので、くも膜下腔へ鎮痛剤を注入します。
そのあと、子宮口を広げるためにメトロという風船を内子宮口へ留置します。

処置が終わると一旦お部屋へもどって軽い朝食をとって頂きます。
硬膜外麻酔は始まっていないので、徒歩でお部屋へお戻り頂きます。
軽い朝食を取った後に再び分娩室に戻ります。そして無痛分娩のため誘発開始です。
途中、旦那さまと面会です。

別れを惜しんでいる所です。
分娩室へ戻ったら、本格的に分娩をすすめて参ります。

無痛分娩中は麻酔管理下の分娩として扱われます。そのために十分な観察を必要とします。
母は血圧、心拍数、酸素飽和度、陣痛などをモニタリングして参ります。
赤ちゃんは胎児心拍をモニターして、元気なことを評価して参ります。
これらは無痛分娩の安全を確保する上で極めて大切なことです。
麻酔による母体、赤ちゃんの変化を見逃すことなく、迅速に対応するため、モニターの変化には細心の注意を払います。
痛みが出てきたら、硬膜外麻酔を開始です。

お薬を硬膜外カテーテルより注入。その後のバイタル変化(血圧や脈拍の変化)がないか観察します。
経過は良好です。ゆっくりと分娩は進んでいきます。
そして、ご出産です。母子共に元気です。

2017年5月2日、18時04分に無事ご出産です。母子共に元気です。お疲れ様です。そしておめでとうございます。
母とふれあった後、赤ちゃんはご家族とご対面です。 ちびっ子たちは新しい家族に興味津々です。
ご出産おめでとうございます。ほんとにお疲れ様でした。
うぶ声が、分娩室の外のご家族にまで届くほどに元気で、大変良かったです。
--------------------------------------
アンケートにも答えて頂きました。大変ありがとうございました。
Q1 もしよろしければ、今回当院での無痛分娩を選択して頂いた理由を教えて下さい。
1回目 普通。 2回目 無痛の経験をして、無痛の方がはるかに利点が多いと身を持って感じていた。
利点 ①痛みの軽減 ②計画分娩の為、準備が楽
Q2 無痛分娩の方法が、前回は硬膜外無痛分娩、今回はCSEA(硬膜外麻酔とクモ膜下腔への鎮痛剤投与の併用による無痛分娩)で行っております。前回と比べて、今回のお産について、何でもよいので教えてください。
①投与直後~2時間くらい、全身のかゆみがあった。
②今回の方が体の感覚が最後までしっかりありました。
・感覚はあるが、痛みだけのぞかれた感じ
・赤ちゃんがだんだん下りてくる感じ
・骨盤に頭がハマっている感じ
・生まれる瞬間、破水の瞬間のパシャって感じ
↓
これらは前回はほとんど感じず、スルっと出てきたので。。
いろいろな考えがあると思いますが、感覚がないより今回の様にリアルに感覚がある方が私にとってはお産の満足度が高かったです!!
③出産直後が前回よりもさらに楽。
前回は産後フラフラして少し嘔吐してしまったが今回はしっかり食事もとれて夜にはスタスタ歩いていました。
--------------------------------------
産後忙しい中、アンケートに答えて頂きありがとうございます。
〔無痛分娩中のかゆみについて〕
かゆみはくも膜下腔へ投与した鎮痛剤フェンタニルが原因と考えます。
通常フェンタニルをくも膜下腔へ20μg入れます。欧米では25μg注入するようです。
Nさんはモデルさんのような体型のため、通常より多く22μg入れたことが良くなかったようです。
2時間くらいむずむずとかゆかったとのことです。すみません。
CSEAの特徴により、良いところのたくさんあった無痛分娩になりました。
お産の痛みだけが取りのぞかれて、痛み以外のお産の経過を感じることができるのが理想的です。
産道を通ってくる感覚、はまっている感覚、そして母体自身がいきんで努責をかけれること。うまれた感覚。
今後も、満足度の高い無痛分娩、自然分娩をめざして、がんばって参ります。
よろしお願い致します。
2017年5月17日 新横浜 母と子の病院 稲坂淳
新横浜母と子の病院 医局より (稲坂 淳)
無痛分娩ブログ ひさびさのアップです。
ご参考になればありがたいです。
こんにちは4月より新横浜 母と子の病院に戻ってきました稲坂です。
安心安全、そして満足度の高いお産のために精一杯努力させて頂きます。
Nさん、この度は第3子ご出産おめでとうございます。Nさんは、当院で3回目のご出産をして頂きました。初産は自然分娩でした。第2子は硬膜外無痛分娩でした。そして第3子も無痛分娩です。3人ともに当院でご出産頂きました。大変ありがとうございます。
今回の無痛分娩は、前回の硬膜外無痛分娩とは少し違ったCSEAという方法で行いました。
〔CSEAの説明〕
CSEAは、硬膜外麻酔と共にクモ膜下腔へ鎮痛剤の投与を併用する方法です。陣痛は最初の子宮口が開くまでは、子宮が収縮する痛みです。赤ちゃんが産道をおりはじめると、痛みが強くなるため、ご本人の希望のタイミングで硬膜外麻酔を開始します。それまではクモ膜下腔へ投与した鎮痛剤で様子を見ることができます。
陣痛は子宮が収縮する痛みと産道が押し広げられる痛みに分類されます。子宮が収縮する痛みは、くも膜下腔へ投与した鎮痛剤が効いてくれます。産道に赤ちゃんが進み、赤ちゃんの頭で産道が広げられる痛みには硬膜外麻酔が効いてくれます。
はじめのうちは硬膜外麻酔を開始していないので、歩いたりもできるというメリットがあります。
2つの鎮痛法を併用していることもあり、CSEAでは硬膜外麻酔の量が少なくても効果が十分なことも多くいため、結果的に産道を通る赤ちゃんの感覚を残しつつお産を経験できる可能性が高くなると思われます。
〔計画分娩日の決め方〕
当院の無痛分娩は、基本的に計画分娩です。初産の方は妊娠40週前後に無痛計画分娩の予定をたてます。経産の方は妊娠38週~39週あたりに予定します。
〔入院日と翌日計画分娩日の処置〕
前日に入院して、硬膜外カテーテルを留置します。子宮口が閉じている方は、子宮口を広げる処置をします。陣痛が自然に来たときは留置したカテーテルを使用して無痛分娩を開始します。
翌日の朝から子宮収縮剤を使用して、分娩を誘発していきます。

5月1日入院の夕方です。分娩誘発の前日ですが硬膜外カテーテル(細いくだ)を留置します。
ご本人様、緊張していますね。お話しをしながら、少しでもリラックスできるよう、スタッフ一同手助けさせて頂きます。
硬膜外カテーテル留置中です。まず消毒です。

お背中を消毒して、硬膜外カテーテル(細いくだ)を留置します。早ければ10分程度で終わる処置です。カテーテルを挿入したら、テストのためお薬を注入します。カテーテルの位置が適正な位置にあることを確認する非常に大切なテストです。
お薬を注入したら、なにも症状が現れていないことを確認します。血圧や心拍のモニターに注意してしばらく経過を観察します。

翌5月2日無痛計画分娩当日です。朝の一枚です。院長と笑顔。
これから、くも膜下腔へ鎮痛剤を注入する処置を行います。

CSEAで行うので、くも膜下腔へ鎮痛剤を注入します。
そのあと、子宮口を広げるためにメトロという風船を内子宮口へ留置します。

処置が終わると一旦お部屋へもどって軽い朝食をとって頂きます。
硬膜外麻酔は始まっていないので、徒歩でお部屋へお戻り頂きます。
軽い朝食を取った後に再び分娩室に戻ります。そして無痛分娩のため誘発開始です。
途中、旦那さまと面会です。

別れを惜しんでいる所です。
分娩室へ戻ったら、本格的に分娩をすすめて参ります。

無痛分娩中は麻酔管理下の分娩として扱われます。そのために十分な観察を必要とします。
母は血圧、心拍数、酸素飽和度、陣痛などをモニタリングして参ります。
赤ちゃんは胎児心拍をモニターして、元気なことを評価して参ります。
これらは無痛分娩の安全を確保する上で極めて大切なことです。
麻酔による母体、赤ちゃんの変化を見逃すことなく、迅速に対応するため、モニターの変化には細心の注意を払います。
痛みが出てきたら、硬膜外麻酔を開始です。

お薬を硬膜外カテーテルより注入。その後のバイタル変化(血圧や脈拍の変化)がないか観察します。
経過は良好です。ゆっくりと分娩は進んでいきます。
そして、ご出産です。母子共に元気です。

2017年5月2日、18時04分に無事ご出産です。母子共に元気です。お疲れ様です。そしておめでとうございます。
母とふれあった後、赤ちゃんはご家族とご対面です。 ちびっ子たちは新しい家族に興味津々です。
ご出産おめでとうございます。ほんとにお疲れ様でした。
うぶ声が、分娩室の外のご家族にまで届くほどに元気で、大変良かったです。
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アンケートにも答えて頂きました。大変ありがとうございました。
Q1 もしよろしければ、今回当院での無痛分娩を選択して頂いた理由を教えて下さい。
1回目 普通。 2回目 無痛の経験をして、無痛の方がはるかに利点が多いと身を持って感じていた。
利点 ①痛みの軽減 ②計画分娩の為、準備が楽
Q2 無痛分娩の方法が、前回は硬膜外無痛分娩、今回はCSEA(硬膜外麻酔とクモ膜下腔への鎮痛剤投与の併用による無痛分娩)で行っております。前回と比べて、今回のお産について、何でもよいので教えてください。
①投与直後~2時間くらい、全身のかゆみがあった。
②今回の方が体の感覚が最後までしっかりありました。
・感覚はあるが、痛みだけのぞかれた感じ
・赤ちゃんがだんだん下りてくる感じ
・骨盤に頭がハマっている感じ
・生まれる瞬間、破水の瞬間のパシャって感じ
↓
これらは前回はほとんど感じず、スルっと出てきたので。。
いろいろな考えがあると思いますが、感覚がないより今回の様にリアルに感覚がある方が私にとってはお産の満足度が高かったです!!
③出産直後が前回よりもさらに楽。
前回は産後フラフラして少し嘔吐してしまったが今回はしっかり食事もとれて夜にはスタスタ歩いていました。
--------------------------------------
産後忙しい中、アンケートに答えて頂きありがとうございます。
〔無痛分娩中のかゆみについて〕
かゆみはくも膜下腔へ投与した鎮痛剤フェンタニルが原因と考えます。
通常フェンタニルをくも膜下腔へ20μg入れます。欧米では25μg注入するようです。
Nさんはモデルさんのような体型のため、通常より多く22μg入れたことが良くなかったようです。
2時間くらいむずむずとかゆかったとのことです。すみません。
CSEAの特徴により、良いところのたくさんあった無痛分娩になりました。
お産の痛みだけが取りのぞかれて、痛み以外のお産の経過を感じることができるのが理想的です。
産道を通ってくる感覚、はまっている感覚、そして母体自身がいきんで努責をかけれること。うまれた感覚。
今後も、満足度の高い無痛分娩、自然分娩をめざして、がんばって参ります。
よろしお願い致します。
2017年5月17日 新横浜 母と子の病院 稲坂淳
無痛分娩 2日かかりましたが、元気な赤ちゃん。
今年の締めくくりは無痛分娩です。 2013/12/31 (文責 稲坂淳)
初産の方が2日間頑張って出産されたので、紹介させて頂きます。
無痛・計画分娩の場合、経産婦さんはほとんどの方が1日の分娩誘発でご出産されます。初産婦さんの中には2日かかる方もいらっしゃいます。
分娩誘発が2日目に入るのがわかると、落胆して涙する方も多くいらっしゃいます。でも明日はきっと生まれます。そんな折れない気持ちが大切です!!
これを見ている妊婦さん、頑張っていきましょう!

入院当日
まずは胎児エコーです。赤ちゃんの大きさ、羊水、胎位などをチェックします。


無痛分娩のため、硬膜外カテーテルを留置します。痛くないように皮膚表面を麻酔してから、局所麻酔の注射です。
大丈夫です。あまり痛くないですよ。
診察をして子宮口がまだ閉鎖しているため、ラミナリアを挿入しました。これがちょっと痛いです。
(でもこれのおかげで、翌朝は子宮口が2.5cmまで開大しました。)

しばらく胎児心拍をモニタリングして、赤ちゃんが元気であること、お腹の張りの程度を確認します。



同日、LDRにもどったあとに、現状と明日の予定を説明。
(私の時間に余裕がある日はゆっくりお話しします。質問も受けます。)
「ラミナリアは海藻の根っこでできていて、水を含むとゆっくりと拡張していきます。子宮の出口にいれたラミナリアの棒が、明日の朝にはこれぐらい、2~3cmに拡張します。そしたら風船をいれてさらに5cm程度まで拡張していきます。10cmまで行けば赤ちゃんの頭が通るくらいの全開大です。」なんてかんじでしょうか。

無痛・計画分娩当日1日目
朝、メトロという風船を挿入します。子宮の出口が広げるためです。これがちょっと痛いのですが・・・・。ホントに痛がりさんは、無痛が効いてから処置するといいでしょう。

無痛のための硬膜外鎮痛が始まり、分娩促進剤も始まっています。

夕方16時半、診察すると子宮口は5cm、児頭はまだ高く、分娩には至りそうにありません。
分娩促進を中止しました。無痛も一旦やめて、夕食を召し上がって頂きます。夜は痛みがあれば無痛を継続します。★2日かかる場合は、夜間の痛みが課題ですね。できる限り痛くないように、夜間も無痛をするのが一番ですね。気持ちを切らさず明日も頑張りましょう。

無痛・計画分娩2日目
2日目の朝食です。今日も頑張っていきましょう!ちょっとお疲れでしょうか。大丈夫今日はうまれます。

2日目は順調に分娩が進行。
夕方になると、赤ちゃんの頭がすぐそこに見えてきました。無痛分娩の影響も有り、いきみだけでは、なかなか分娩に至りません。そのため今回は、出口部吸引と言って、1回だけのゴムカップ吸引で、赤ちゃんに出てきてもらいます。ご本人に説明してから軽く引っ張ります。

いきみにあわせて、吸引分娩です。スムーズに出てきてます。
2013年11月27日(水)18時00分、元気な女の子です!2694g。おめでとうございます。


お父さんに臍帯を切ってもらいました。
赤ちゃんが寒くならないうちにあたたかいところへ移動し、計測します。
赤ちゃんが戻ってくると2時間一緒に過ごしてもらいます。お母さんホントお疲れ様でした。




みんなで記念撮影。おまたせしました。おめでとうございます。

アンケート有り難うございます。
無痛とはいうものの、痛みがゼロではないのが現実です。これからも改善を加えて、負担のすくない満足のいく無痛分娩を目指します。 1日目のよるが少し辛かったですね。ごめんなさい。
初産の方が2日間頑張って出産されたので、紹介させて頂きます。
無痛・計画分娩の場合、経産婦さんはほとんどの方が1日の分娩誘発でご出産されます。初産婦さんの中には2日かかる方もいらっしゃいます。
分娩誘発が2日目に入るのがわかると、落胆して涙する方も多くいらっしゃいます。でも明日はきっと生まれます。そんな折れない気持ちが大切です!!
これを見ている妊婦さん、頑張っていきましょう!

入院当日
まずは胎児エコーです。赤ちゃんの大きさ、羊水、胎位などをチェックします。


無痛分娩のため、硬膜外カテーテルを留置します。痛くないように皮膚表面を麻酔してから、局所麻酔の注射です。
大丈夫です。あまり痛くないですよ。
診察をして子宮口がまだ閉鎖しているため、ラミナリアを挿入しました。これがちょっと痛いです。
(でもこれのおかげで、翌朝は子宮口が2.5cmまで開大しました。)

しばらく胎児心拍をモニタリングして、赤ちゃんが元気であること、お腹の張りの程度を確認します。



同日、LDRにもどったあとに、現状と明日の予定を説明。
(私の時間に余裕がある日はゆっくりお話しします。質問も受けます。)
「ラミナリアは海藻の根っこでできていて、水を含むとゆっくりと拡張していきます。子宮の出口にいれたラミナリアの棒が、明日の朝にはこれぐらい、2~3cmに拡張します。そしたら風船をいれてさらに5cm程度まで拡張していきます。10cmまで行けば赤ちゃんの頭が通るくらいの全開大です。」なんてかんじでしょうか。

無痛・計画分娩当日1日目
朝、メトロという風船を挿入します。子宮の出口が広げるためです。これがちょっと痛いのですが・・・・。ホントに痛がりさんは、無痛が効いてから処置するといいでしょう。

無痛のための硬膜外鎮痛が始まり、分娩促進剤も始まっています。

夕方16時半、診察すると子宮口は5cm、児頭はまだ高く、分娩には至りそうにありません。
分娩促進を中止しました。無痛も一旦やめて、夕食を召し上がって頂きます。夜は痛みがあれば無痛を継続します。★2日かかる場合は、夜間の痛みが課題ですね。できる限り痛くないように、夜間も無痛をするのが一番ですね。気持ちを切らさず明日も頑張りましょう。

無痛・計画分娩2日目
2日目の朝食です。今日も頑張っていきましょう!ちょっとお疲れでしょうか。大丈夫今日はうまれます。

2日目は順調に分娩が進行。
夕方になると、赤ちゃんの頭がすぐそこに見えてきました。無痛分娩の影響も有り、いきみだけでは、なかなか分娩に至りません。そのため今回は、出口部吸引と言って、1回だけのゴムカップ吸引で、赤ちゃんに出てきてもらいます。ご本人に説明してから軽く引っ張ります。

いきみにあわせて、吸引分娩です。スムーズに出てきてます。



お父さんに臍帯を切ってもらいました。

赤ちゃんが戻ってくると2時間一緒に過ごしてもらいます。お母さんホントお疲れ様でした。






アンケート有り難うございます。
無痛とはいうものの、痛みがゼロではないのが現実です。これからも改善を加えて、負担のすくない満足のいく無痛分娩を目指します。 1日目のよるが少し辛かったですね。ごめんなさい。
初産・無痛分娩
10月21日(月) (文責 稲坂淳)
これまで無痛分娩の様子をブログにアップしてきましたが、皆さん経産婦さんばかりです。
もちろん初産の方も無痛分娩を希望される方は、たくさんいらっしゃいます。ただし初産の方は分娩経過が長くなったり、最終的に帝王切開になる方もいらっしゃいます。このため、ブログの写真を撮らせて下さいとこちらからお願いしにくいのも事実です。
しかし、経産婦さんの無痛分娩ばかりをしているわけではありません。私が担当させていただいた妊婦さんでは、7月は20人の方が無痛分娩でした。そのうち11名が初産の方です。8月は26人の無痛分娩のうち16名が初産の方でした。忙しくてブログの写真を撮っている余裕はなかったのですが、担当していた妊婦さんが生まれてしまうと少し暇になりました。ここは、初産の妊婦さんに、ブログの写真をお願いしてみようと思い、Tさんに声をかけると、快く いいですよ と御返事を頂きました。
Tさんのお産は、とてもいいお産でした。私たち産科医、助産師を含めてしあわせな気持ちで、このお産に立ち会うことができ大変感謝しております。本当に有り難うございます。
ブログにアップさせて頂き、さらに感謝です。
そして、これからお産になる方の不安が少しでも取り除かれればと思います。
9月29日(日)
前日入院です。無痛分娩のため硬膜外カテーテルを留置します。(16:36)

カテーテルを留置するときももちろん少しでも痛くないように、皮膚の麻酔をしてから行います。
この後、子宮口を広げるためのラミナリアを挿入しました。それほど痛くなかった模様です。
9月30日(月)
朝から、無痛誘発分娩開始です!
子宮口が軟らかかったため、メトロ(子宮口をさらに広げるため)は留置せず。まずは、硬膜外カテーテルより麻酔を注入してから、促進剤のアトニンを開始します。(9:17)

分娩誘発中です。陣痛は来ていますが、無痛分娩のためリラックスしてます。(14:31)

胎児心拍モニターです。いい陣痛が来ています。陣痛が過強にならないように注意して、促進剤を調節します。もちろん、無痛のための硬膜外麻酔は継続しています。
赤ちゃんがだいぶん下の方に来たのでそろそろ分娩の準備をします。
いきむ方法を説明し、ちょっと練習します。(16:07)

陣痛にあわせて本格的にいきみ開始です。(16:12)

どうかなー。もう赤ちゃんの頭はすぐそこです。

無痛分娩のためかいきむ力が弱いので、軽く吸引します。
おめでとうございます。16:20 出生です!!!よかった!赤ちゃん元気!

2814グラムの元気な男の子です。
体温が奪われないように、赤ちゃんの体の羊水を拭きます。元気に泣いています。

お母さんも赤ちゃんも元気です。

赤ちゃんの診察、計測をしてから、記念写真。いいお産でした。
Tさん、ご家族の皆様ありがとうございます。
最後にTさんから頂いたアンケートの御返事です。



これまで無痛分娩の様子をブログにアップしてきましたが、皆さん経産婦さんばかりです。
もちろん初産の方も無痛分娩を希望される方は、たくさんいらっしゃいます。ただし初産の方は分娩経過が長くなったり、最終的に帝王切開になる方もいらっしゃいます。このため、ブログの写真を撮らせて下さいとこちらからお願いしにくいのも事実です。
しかし、経産婦さんの無痛分娩ばかりをしているわけではありません。私が担当させていただいた妊婦さんでは、7月は20人の方が無痛分娩でした。そのうち11名が初産の方です。8月は26人の無痛分娩のうち16名が初産の方でした。忙しくてブログの写真を撮っている余裕はなかったのですが、担当していた妊婦さんが生まれてしまうと少し暇になりました。ここは、初産の妊婦さんに、ブログの写真をお願いしてみようと思い、Tさんに声をかけると、快く いいですよ と御返事を頂きました。
Tさんのお産は、とてもいいお産でした。私たち産科医、助産師を含めてしあわせな気持ちで、このお産に立ち会うことができ大変感謝しております。本当に有り難うございます。
ブログにアップさせて頂き、さらに感謝です。
そして、これからお産になる方の不安が少しでも取り除かれればと思います。
9月29日(日)
前日入院です。無痛分娩のため硬膜外カテーテルを留置します。(16:36)

カテーテルを留置するときももちろん少しでも痛くないように、皮膚の麻酔をしてから行います。
この後、子宮口を広げるためのラミナリアを挿入しました。それほど痛くなかった模様です。
9月30日(月)
朝から、無痛誘発分娩開始です!
子宮口が軟らかかったため、メトロ(子宮口をさらに広げるため)は留置せず。まずは、硬膜外カテーテルより麻酔を注入してから、促進剤のアトニンを開始します。(9:17)

分娩誘発中です。陣痛は来ていますが、無痛分娩のためリラックスしてます。(14:31)


胎児心拍モニターです。いい陣痛が来ています。陣痛が過強にならないように注意して、促進剤を調節します。もちろん、無痛のための硬膜外麻酔は継続しています。
赤ちゃんがだいぶん下の方に来たのでそろそろ分娩の準備をします。
いきむ方法を説明し、ちょっと練習します。(16:07)

陣痛にあわせて本格的にいきみ開始です。(16:12)

どうかなー。もう赤ちゃんの頭はすぐそこです。


無痛分娩のためかいきむ力が弱いので、軽く吸引します。
おめでとうございます。16:20 出生です!!!よかった!赤ちゃん元気!

2814グラムの元気な男の子です。
体温が奪われないように、赤ちゃんの体の羊水を拭きます。元気に泣いています。


お母さんも赤ちゃんも元気です。

赤ちゃんの診察、計測をしてから、記念写真。いいお産でした。
Tさん、ご家族の皆様ありがとうございます。
最後にTさんから頂いたアンケートの御返事です。


