新横浜母と子の病院 スタッフブログ 2019年10月
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産後のメンタルヘルス支援について 紺谷先生

Posted by 新横浜母と子の病院 on 09.2019 産婦人科医師の紹介   0 comments   0 trackback
みなさまこんにちは。

このたび6月1日より副院長を拝命いたしました、産婦人科医の紺谷佳代と申します。

20190813 紺谷Dr


この地に赴任して5年が過ぎました。 

お一人目に続き、お二人目の妊娠・出産に立ち会わせていただく機会が増え、本当に幸せでありがたいことです。

さて、妊娠・出産という時期はダイナミックな時間です。

自分を振り返っても人生の中で1、2を争う幸せで、しかも色々あった時間でした。

分娩当日までひどいつわりに悩まされ拳に吐きタコができた私にとって、妊娠期は楽しいことばかりではなく、産後も睡眠不足で人の言葉にひどく傷ついて涙が止まらなかったり、普通の精神状態ではありませんでした。

しかしたくさんの人に支えられ助けられて無事に命をつなぐことができました。
これから人生をスタートする赤ちゃんのため、まずはご両親・ご家族が心身ともに健康で幸せな状態でいてほしいと心から思います。

今回は産後の精神衛生について少しお話しします。


🔹マタニティ・ブルーズ

産褥3~10日の間に生じる一過性の情動不安定な状態で、産褥期のホルモンの激変と母親になったことによる環境の変化や育児に伴う疲労などが原因です。軽度の抑うつ感、涙もろさ、不安感、集中力低下など、特に涙もろいことが重要な症状で、出現頻度は30%程度とされます。通常2週間ほどの短期間で症状は消失し治療を要しないことが多く、ご家族に協力をお願いするとともに症状の改善に合わせて育児を進める必要があります。
また育児不安が高まるのは退院直後から産後2週間が多いといわれており、当院では1週間健診(産後約2週間)や母乳外来を実施し、この期間をなんとか乗り越えていただくサポート体制をとっております。漢方を中心とした投薬治療で症状が改善することも多いのでぜひご相談ください。また小児科の協力のもと産後ケアも充実させております。

🔹産後うつ病

罹患率は褥婦さんの5~10%と言われています。上記の状態が2週間以上続き、抑うつ気分、不安、焦燥感、不眠、愛情がわかないなどの自責感、育児への不安・恐怖などの症状の悪化がある場合、産後うつ病に罹患している可能性があります。より専門的な知識・経験のある医師に相談することも大切であり、当院では心療内科・精神科への紹介も行っております。本当に疲れ切っていると外出する気にもなれないと思います。市の育児支援や産後ヘルパー制度などもご紹介できます。当院コンシェルジュ・主治医にご連絡・ご相談ください。
また『妊娠中から始める育児支援』として両親学級・助産師学級に加え、昨年の秋から個別相談の助産師外来を立ち上げました。ぜひご利用ください。

これからもスタッフ一同一丸となってより一層「安心」「安全」「快適」な医療を提供できるよう、心を引き締めて全力を尽くします。
今後とも宜しくお願い致します。
  

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当院は「安心・安全・快適な病院」を目指しています。
産科ではLDR分娩、無痛分娩に力を入れています。

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